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粘着ラベルの切断プロセスで発生する一般的な問題

ダイカットは、粘着ラベル打ち抜き加工の過程では、生産効率の大幅な低下につながる問題に遭遇することが多く、場合によっては製品バッチ全体の廃棄につながり、企業に大きな損失をもたらします。

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1. フィルムは簡単には切り取れない

フィルム素材をダイカットする際、素材が切りにくい、あるいは圧力が安定しないといった問題が発生することがあります。特に、比較的柔らかいフィルム素材(PE、PVCなど)をダイカットする際は、圧力制御が難しく、圧力が不安定になりやすい傾向があります。この問題にはいくつかの原因があります。

a. ダイカットブレードの不適切な使用

フィルム素材と紙素材のダイカット刃は同じではありません。主な違いは角度と硬度です。フィルム素材のダイカット刃はより鋭く、また硬いため、紙素材のダイカット刃よりも耐用年数が短くなります。

そのため、ナイフダイを作る際には、ダイカットの材料についてサプライヤーとコミュニケーションをとる必要があり、フィルム材料の場合は、特殊なブレードを使用する必要があります。

b. フィルム表面層の問題

フィルム表面層に引張処理が施されていない、または不適切な引張処理が施されている場合、表面材の靭性や強度に差が生じることがあります。

この問題が発生した場合は、素材を交換することで解決できます。素材を交換できない場合は、円形の打ち抜き加工に切り替えることで解決できます。

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2.ラベルダイカット後の端が不均一である

この状況は、印刷機と打ち抜き機の精度誤差によって発生します。この場合、以下の解決策をお試しください。

a. ダイカットプレートの数を最小限に抑える

ナイフプレートを作成する際には、ある程度の累積誤差が生じるため、プレートの数が多いほど累積誤差は大きくなります。これにより、累積誤差が型抜き精度に与える影響を効果的に低減できます。

b. 印刷精度に注意する

印刷においては、寸法精度、特にプレートヘッドとエンドインターフェースの精度を管理する必要があります。この差は縁なしラベルでは無視できる程度ですが、縁ありラベルでは大きな影響を及ぼします。

c. 印刷されたサンプルに従ってナイフを作る

ラベルの縁取りの打ち抜きエラーを解決する最善の方法は、印刷された製品を実際にナイフ金型で加工することです。ナイフ金型メーカーは、印刷された製品の間隔を直接測定し、実際の間隔に合わせて専用のナイフ金型を製作します。これにより、縁取りのサイズの違いによるエラーの蓄積を効果的に排除できます。

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投稿日時: 2022年6月2日